- 2017/05/31
- writer: 山崎拓
このストールの選び方、どれが正しい?
先日、地元の地域新聞にある記事が載っていました。
それはストールの活用方法に関するもの。
長野県出身のファッション講師でスタイリストの方がここ松本で「ストールの巻き方セミナー」を開催したようなのです。
そのセミナーのポイントが記事として載っていたんですね。
僕も巻き方セミナーは色々な場所でやらせていただいていますが、他の人のセミナーに参加したり、他の人がどんなことを話しているのかはあまりチェックしたことがありませんでした。
なので興味深くその記事を読ませてもらいました。
知っていることはもちろんですが、女性のスタイリストさんならではの視点も多くあり、とても勉強になりました^^
また、僕の考え方とは違った観点からアドバイスされている内容などもあり、これまた新鮮。
例えば、「ストールの選び方」に関しては、、、
ストールを購入する際は”タンスの肥やし”にならないよう、ストール単体で考えず、「この材料で3つのレシピが作れるか?」と料理と同じように考えて選ぶ。
とアドバイスされていました。
僕もお客さんに選び方のアドバイスをするときに必ずするのが、買っても使わないと一番もったいないので、タンスの肥やしにならないようにしてくださいね!
ということをお伝えしています。
そして、ストール単体では考えず、必ずトップスやボトムスを含めた、トータルコーディネートを考えて選んだ方がいいですよ。とアドバイスしています。
この2つの内容については全く同意見。
逆に「この材料で3つのレシピが作れるか?」と料理と同じように考えて選ぶ。
というものは新鮮でした。
おそらく、このストール一本で着こなしの幅が3つは広げることができるか?ということを考える。ということだと思いますが、料理と同じように考えて選ぶ、というのはいかにも女性らしい発想ですよね。
もし、この解釈の通りなら、ストールを選ぶときのポイントとしてはすごくいいなーと思いました。
一つに絞る
ただ、もしこの考え方で迷ってしまうようなときには、
3つのレシピが作れるか?考えて選ぶのではなく、
僕だったら、手持ちの洋服の組み合わせ一つだけに合わせるならどれがいいか?
ということを考えて選ぶことをアドバイスするだろうなーと思いました。
というのも、迷ったときに色々な服に合わせようとして選ぶと、結局どの服にもイマイチ合わない・・・ということになることも少ないないからです。
逆に合わせたい服を一つだけに絞って、それに対してベストなストールはどれだろう?
と考えると、少なくともその服にマッチするストールは選べます。
そして、意外なことのように思えますが、一つの洋服だけを考えて選んだ一枚の方が結果的に多くの洋服に合わせることができたりします。
これは、おそらく人の好みは同じようなものに偏る、というということがあるからだと思いますが、自分のクローゼットの中を見てみると、結構同じような色や同じようなタイプの洋服が多かったりしますよね。
だから、一つだけに対して選んだストールが結局は自分の手持ちの多くの洋服に合わせることができるのだと思います。
そして、何よりも迷ってしまったときには、組み合わせを一つに絞った方が間違いなく最適なものを選びやすくなりますし、自信を持って選ぶことができるので、購入後に後悔することも少なくなります。
(ちなみに、誰しも必ず経験している購入後の後悔はバイヤーズリモースと呼ばれます)
なので、まずは一つ合わせたい服を明確に決めて、それに対するストールを選ぶのがオススメしています。
文章の世界には「3つ言うは1つも言わないのと同じ」という格言があります。
これは一度に3つのことを伝えようとして入れ込むと、結局は何も読み手に伝わらない、というものですが、ストールの選び方に関しても同じことが言えるのではないかなーと。
一度に3つの洋服に合わせようとしても、結局ぼやっとしたイメージで決めることになり、どれもイマイチということになってしまうかもしれません。
それよりも、たった一つだけ、この服に合わせたい!
という明確なイメージを持って選ぶ方が、きっとベストな一枚が選べるはずです。
そして、結果的には一つに絞って選んだ一枚が色々な服に合わせられ、とっても長く使えるものになることも多いです。
選択肢が多くて迷ってしまうようなときには、今日の話を参考にしてみてください^^
PS.
とはいえ、選び方にもどれが正しくて、どれが間違っている、というものはありません。結局は自分に合った方法を取り入れることが大切ですね。
コメント
「このストールの選び方、どれが正しい?」への2件のフィードバック
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Profile
山崎拓
1982年長野県生まれ。安曇野市在住。
Natural Lounge代表、ストールコンシェルジュ。
3児の父。
天然繊維100%ストールが大好きでほぼ一年中巻いている。
趣味が仕事で、休みより仕事をしているほうが楽しく落ち着くという仕事大好き人間。
情熱がある分野はビジネスや健康、教育関連。
好きなことは読書、Mr.Childrenの音楽鑑賞、家族サービス、旅行。
肌に直接身につけるものはもちろん、食べ物や生活スタイル全般を出来るだけ健康的で自然に沿ったものにできるよう日々自分自身でも様々なことを試し、顧客にもその効用を伝えている。
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今日の話に同感です!
「この服と合わせたい」と目的をもって選ぶとすんなりと納得のゆくものが見つかります。
そしてそれは他の服にも合うことが多いです(・∀・) その理由は今日のブログを読んで納得!でした。
あと、ナチュラルラウンジさんで扱うストールは、絵画的な柄のものや素晴らしい織模様のものも多いですよね。そういうものは、もしも、ストールとしては使いづらかったとしても、飾ったり見せる収納などで楽しめばタンスの肥やしにはならないんじゃないかな、と思います。(いろんな意味でそんな余裕が欲しいですが^^;) ema*
emaさん
コメントありがとうございます!
そうですよね!お客さんと話していても自分自身の経験でも一つに絞る方がうまく選べる方が圧倒的に多いです^^
デザイン性の高いものは巻き方やトップスへ収めるなどしていただくとより活用しやすくなります。
もちろん、インテリアとしても見栄えはしますよね 笑
当店のお客さんにもそういう方もいらっしゃいます^^
いつもありがとうございます。
山崎