みえなくなっちゃう

2017/05/24
writer：山崎拓
- ストールファッション

先日、ある常連さんが久しぶりにご来店されました。

最近忙しくてなかなか来る時間がなかったそうなのですが、久しぶりにお会いしたということもあり、会話が弾む弾む　笑

基本僕は聞き手になっていましたが^^

会話の中でそのお客さんのお孫さんの話になりました。
（いつも来るとお孫さんの話を聞かせてくれます）
お孫さんは今２歳半くらいの女の子だそうなのですが、もうかわいくて仕方がないそう。

今は仕事をしていても孫のことばかり考えてしまう　笑
と話していました。

僕の母親や父親を見ていても全く同じで、もう娘にメロメロなので、その状況はよくわかります。じーちゃん、ばーちゃんは孫のことで頭がいっぱいなんですね。

そんな話の中で、自分の子供の時と違って、孫の場合は可愛くても少し距離を置いて客観的に見れるのがいい、とおっしゃっていました。

なので、親が子供を甘やかしているようなときには注意したり、逆に愛情をもっと欲しているようなときには存分に可愛がったり、お母さんお父さんに代わって躾をしたり、と自分が孫に手一杯にならないから余裕を持って接することができるそうです。

確かに、その話を聞いて、僕の両親も嫁のお父さんお母さんも全く同じことを言っていたのを思い出しました。

そして、僕ら親の立場からすると、確かに時々自分の娘がかわいすぎて、やることなすことなんでも褒めてしまうなど、ちょっと近視眼的になりがちです。

それは娘のためにしているのか、それとも自分が娘に好かれるためにやっているのか、自分でもわからなくなる瞬間があるんですね。

そんなとき、じーちゃんばーちゃんがそれを客観的に見ていて長年の経験からアドバイスをくれたり、孫と接するようにしてくれると、バランスがよい子育てができるだろうなーと感じます。

逆にうちの場合はじーちゃんばーちゃんが甘やかし過ぎることもあるので、それも注意ですが　笑

このように経験のある誰かが何かの物事に対して客観的に間接的に見てくれてアドバイスをくれたり、フォローしてくれる環境というのは結構ありがたいものです。

例えば、ファッションでも同じようなことが言えます。

ファッションは基本的に自由ですし、その人それぞれの個性を生かした装いをするべきだと思いますが、そのときの状況や環境、シーンによって服装を使い分ける必要が出てくるときも多いです。

いわゆるTPO（Time、Place、Occasion）（時と所と場合に応じて服装などを選ぶこと）を考えて自分の装いを決めるときなどは客観的な視点が必要になります。

または、いくら自分が似合っている、よいと思っていても、周りの人からは全然そう見えない・・・ということもあるかもしれません。

ストールを使ったコーディネートもその例に漏れず、TPOを考えて素材や色柄を選ぶ必要がありますし、全体の印象に大きな影響を与えるので相手に与えたい印象から考えるときには、身につける色柄は慎重に選びたいものです。

自分を客観的に見れたり、自分に似合う色などがよくわかっている人はよいかもしれませんが、まだイマイチそういったことが分からない、という方は第三者に見てもらったり、専門家のアドバイスを受ける、というのも大切だと思います。

もちろん、自分のことはよくわかっている！という人でもそう思い込んでいるだけ、ということもありますから、時には自分の装いを客観的に見てもらう、というのもよいかもしれません。

子育てやファッションに限らず、自分に近いことや自分のことはどうしても近視眼的になったり、盲目的になりがちです。

お客さんとの話をしていて、そういったことを客観的に見てもらえる環境作りも大切だなーと感じました。

あなたはどう思いますか？

PS.
もちろん、ストールファッションに関することであれば僕らにお任せください^^

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Profile

山崎拓

1982年長野県生まれ。安曇野市在住。
Natural Lounge代表、ストールコンシェルジュ。
３児の父。
天然繊維100%ストールが大好きでほぼ一年中巻いている。
趣味が仕事で、休みより仕事をしているほうが楽しく落ち着くという仕事大好き人間。
情熱がある分野はビジネスや健康、教育関連。
好きなことは読書、Mr.Childrenの音楽鑑賞、家族サービス、旅行。
肌に直接身につけるものはもちろん、食べ物や生活スタイル全般を出来るだけ健康的で自然に沿ったものにできるよう日々自分自身でも様々なことを試し、顧客にもその効用を伝えている。