- 2017/08/02
- writer: 山崎拓
大きな代償
今月、常連さんからある地域新聞をいただきました。
もうかれこれ2年近く、定期的に譲っていただき、いつも楽しく読んでいます。
僕は本を始め読み物が大好きなので、こういった頂き物は本当に嬉しい♪
特にこの地域新聞にはさまざまな人のストーリーが語られていて、普段だったら見ないジャンルの記事などもあり、とても新鮮です。
そして、僕もこの地域新聞のことはメルマガにも書いているので、昔から読んでいただいている方は知ってくれているかもしれません。
ちょうど今日は休みの日で、さっきちょうどこの新聞を読み終えたところです。
今回は数ヶ月分のボリュームがあり、学びになることもたくさんありました。一回のメルマガでは書ききれないので、その中でこれは誰もが知っておいたほうがいいなーということを一つだけあなたにシェアさせていただきます。
それは飲み物に関する実験の話です。
今は夏真っ盛りですから、普段より水分補給する回数も増えますし、さまざまな飲みものを口にすることもあると思います。
そして、喉がカラカラの時にはつい、美味しい清涼飲料水に手を伸ばしてしまうことがあると思います。
そんなときにちょっと今日の話を思い出していただければ嬉しいです^^
では早速、「みやざき中央新聞」からご紹介します。
※みやざき中央新聞より転載
ーーーーーーーーー
あるクラスのA君は登校してすぐに炭酸飲料を一本飲みます。体育の授業後に2本目。お弁当と一緒に3本目、家に帰って4本目。
当然体にいいはずがありません。
そこでこんな実験をやっています。
清涼飲料水には果汁100%、40%、20%、10%、無果汁のものなどがあります。
果汁が少ないものは本当ならば味が「薄い」はずですが、市販されている清涼飲料水はどれも美味しく飲めます。
それはなぜでしょうか?
おいしくないものをおいしく感じさせる。それは食品添加物のマジックです。実験で準備したものは、クエン酸(酸味料)、ガムシロップ(糖類)、オレンジエッセンス(香料)、オレンジジュース、水、炭酸水です。
まずは、コップに果汁100%のジュースを20ml注ぎ、そこに水を80ml加えてかき混ぜて果汁20%のオレンジジュースを作ります。
これを一人の生徒に試飲してもらうと、少し口をつけて顔をしかめ、「やっぱりな」と一言。まさに想像していた味だったのでしょう。
私は、今彼が口をつけたコップにガムシロップを一個入れました。さらにクエン酸を0.5g入れてよくかき混ぜます。そして彼にもう一度試飲するように言いました。
彼は恐る恐るコップを口に運び、「うん、飲める」の一言で、他の生徒たちにも十分に伝わったことと思います。
さらにクエン酸を入れることで酸味や爽快感が加わり、私たちが「飲める」ジュースになったというわけです。
今度は果汁0%の炭酸オレンジジュースを作ります。
炭酸水100mgにガムシロップ1個とクエン酸0.5g、そしてオレンジ香料を2、3滴加えてよくかき混ぜます。
着色料を入れていないので透明のままですが、それをまた生徒に渡して試飲してもらいます。生徒は匂いを嗅ぎながら、おそるおそる口にコップを運び、やはり一言「飲める」と。
これには教室中がどよめきが起こり、二つのジュースの回し飲みが始まりました。「うんうん」とうなずく生徒たちが多く見られました。
普段みなさんが飲んでいる清涼飲料水はこうやって作られています。香料をブドウ風味に変えて紫色の着色料をつければグレープ風味になりますし、同じようにりんご風味も作れます。
私は、清涼飲料水を飲んではいけないとは言いません。しかし授業ではいつも「よく考えてから購入するように」と付け加えています。
ーーーーーーーーー
もしかしたら、このメルマガを読んでいるあなたならこのことを知っているかもしれませんし、日頃から意識している方も多いかもしれません。
この実験で使われていた酸味料、香料、糖類などの食品添加物は大量に摂取すると人間の体に害を与えるものが含まれています。
そして、味は人が美味しいと思うように作られています。
逆に天然のものは薄味ですし、渋い・・・と感じるものもあったりしますよね 笑
でもそれが本来の自然の食材の味ですし、ちゃんと味わえば甘みや旨みを感じることができます。何より人の体に優しく、本当の栄養やエネルギーを与えてくれるものです。
この話で恐ろしいと感じるポイントはいくつかあると思いますが、その中の一つがA君のように習慣的に食品添加物や加工食品を摂取しているとその味に慣らされてしまい、本当の自然の味がわからなくなってしまうことだと思います。
一番避けたいこと
そして、これは食べ物に関する話ですが、着るものも全く同じですよね。
化学技術でつくられた繊維は確かに丈夫で取り扱いが簡単、そして安価に手に入ります。肌触りだって天然のものに似せて作ることができますし、さまざまな加工が施されてより快適に、より手軽に身につけられるものがたくさんあります。
逆に天然の素材は繊細な作りで丁寧に扱わなければいけませんし、お手入れだって大変です。
化学繊維で作られた衣類に慣れてしまうと、天然繊維の衣類は不便に感じる部分も多く、敬遠してしまうかもしれません。
でも、快適さや安価を求める代わりに自然本来の付け心地を忘れてしまい、健康も損ねてしまう恐れがあります。
食べ物にしても身につけるものにしても、自然そのものの良さが分からなくなることや健康を損なうことほど大きな代償は他にないと思います。
このメルマガを読んでいるあなたなら普段から意識しているかもしれませんが、忙しい日々に生きているとどうしてもおろそかになりがちなことの一つだと思います。
今日の話があなたにとってのリマインダーになれば嬉しいです^^
PS.
飲み物に関して個人的な意見を言わせてもらうと、水分補給には白湯や水がオススメです。水は体内の毒物を解毒する作用があり、それと同時に体内に酸素を取り入れてくれます。
ただ、水も飲みすぎには注意が必要です。
東洋医学によると水を飲みすぎると水毒という症状が発生することがあるそうです。
(特に冷え性を持っている人などは注意が必要です)
水による解毒作用は1.5L以上では変わらないと言われているので、一日に1.5L前後を飲むようにすると良いかもしれません^^
コメント
Profile
山崎拓
1982年長野県生まれ。安曇野市在住。
Natural Lounge代表、ストールコンシェルジュ。
3児の父。
天然繊維100%ストールが大好きでほぼ一年中巻いている。
趣味が仕事で、休みより仕事をしているほうが楽しく落ち着くという仕事大好き人間。
情熱がある分野はビジネスや健康、教育関連。
好きなことは読書、Mr.Childrenの音楽鑑賞、家族サービス、旅行。
肌に直接身につけるものはもちろん、食べ物や生活スタイル全般を出来るだけ健康的で自然に沿ったものにできるよう日々自分自身でも様々なことを試し、顧客にもその効用を伝えている。
Natural Lounge代表、ストールコンシェルジュ。
3児の父。
天然繊維100%ストールが大好きでほぼ一年中巻いている。
趣味が仕事で、休みより仕事をしているほうが楽しく落ち着くという仕事大好き人間。
情熱がある分野はビジネスや健康、教育関連。
好きなことは読書、Mr.Childrenの音楽鑑賞、家族サービス、旅行。
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