『伝わらないのは自分が原因』

2016/01/12
writer： Moto
- 買付や原産国について

インド、デリーより

おはようございます。
Natural LoungeのMotoです。

僕「このチケットがほしいんだけど！（英語）」

駅員さん「！？☆×○●☆×□◇！！！！！！（ヒンディー語）」

僕「ヒンディー話せないから！（英語）」

駅員さん「？☆×○●☆×□◇！（ヒンディー語）」

僕「分からんわ！！笑（日本語）」

先日の地方出張の際、
電車のチケットを窓口で予約するのに
2時間もかかりました。笑

急いでいるのに
駅のチケットを販売しているスタッフが
まったく英語を話せないので大変でした。
しかも塩対応なんです。偉そうだし！

日本では、内心どんな事を思っていたとしても
大抵の場合笑顔で対応してくれるじゃないですか、
（ある意味怖いけど）

インドの人たちは超がつく程素直なので
思っていることがそのまま態度に表れます。
（日本以外はどこもそうかもしれません）

ただ,なんとしてもチケットは手に入れないといけないので
そんな駅員にも果敢に挑まなくてはいけません。
時間もありません。

でも、言葉が通じない！
あなたならどうします？笑

結局、色々な窓口をたらい回しにされたのですが
何度かトライしているうちに
このままではデリーに帰れない！
と冷静になり方針転換しました。

口と耳がダメなら！目だ！

という事で、
5W1Hを簡潔にまとめて紙に書きました。
駅名や時間、電車の名前、乗車したい車両の等級。
（インドの長距離列車には何個も等級があります。）

こうしてキーワードだけ並べると
実際に伝えたい事ってそこまで多くないんですよね。
現地の言葉を話せない僕がいけないのだと
気持を切り替えて再トライです。

一度追い返された長蛇の列に再び並ぶ事30分・・

また追い返されたらどうしようと、一抹の不安はあったものの、
満を持して窓口へ・・
すると、よりによって
さっきあごで追い返された塩対応スタッフの窓口に通されました。笑
運の悪さに落胆です。

こりゃダメだなと内心諦めながら
せっかく並んだので書いた紙を用意します。
どうせ突き返してくるんだろー。
と手渡した所、

あれ？なんか機械に打ち込み始めたぞと。
さっきはもの凄く嫌そうな顔をしていたのに
うなずきながら、僕の書いた紙を見ています。

そして、2分後。

チケットでてきました！
そして今度はもの凄く優しい感じの対応です。
さっきまでの厳しさはどちらへ？？
と、インド人の切り替えの早さにはいつも驚かされますが
手際良く要求通りのチケットを手配してくれました。
伝わったんですね・・・。

たったの2分。
僕の2時間はいったい・・・
と思いましたが、
結局は僕の自分本位な伝え方がダメだったんです。

チケットくらい英語で買えるし、伝わるだろうと
思い込んでいた僕は、この位わかってよ！
と、どこかで思っていたんですね。
先日父親の英語看板について書いたばかりなのに
その時の環境や心境で言動がブレているようでは全然ダメです。

相手からしたら分からないものは分からないし
この位わかってよ！という雰囲気も
言葉は通じなくとも、伝わってしまいます。
気分良くないですよね。

どうしたら、相手が分かりやすいかを最初から考えていれば
きっと1時間もかからないうちに購入できたはずなのに、
伝え方を誤り結局遠回りする結果になってしまいました。

今回に限らず
自分が伝わる、伝わっていると思っても
なかなかそうでないときってありますよね。
この位わかってよ！
は、大抵自分が考え方を変えれば解消されること。
以前も伝えることについて書きましたが、

人に伝える前に自分を見直さないと！

2016年最初の反省と気付きでした。

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Profile

Moto

1983年長野県生まれ。木曽在住。
Natural Lounge副代表、バイヤー。
気がつけばストールの奥深さに魅了され、世界中のストールを探している。
様々な国のストールを扱う中で、誰が、どんな場所で、どのように作っているのか、
現地訪問し生産者と直接対話して買付をするのがモットー。
特にインド人、イタリア人との相性は抜群。

趣味は地元である木曽で、キノコ採りや山菜採り、渓流釣りをして四季を満喫すること。
20代、30代と海外の様々な場所を訪れた経験から、今は地元に魅力を感じ地域の活動にも力を入れている。
あなたがつい”クスッ”と笑ってリラックスできるようなブログをお届けしたいと思っています。