- 2020/09/25
- writer: 山崎拓
民度が下がる・・・
先日、知り合いからある話を聞きました。
それはあのトヨタの社長である、豊田章男さんが「キレた」というちょっとエンタメ的な切り口の話 笑
テレビはもちろん、ネットでもこの話題は拡散しているらしく、知っている人も多いかもしれません。
ただ、僕はその話を聞いていてこれはただのエンタメではなく、僕ら日本人にとって大きな深刻な問題なんじゃないかなーと思ったんです。
それが、実際の記事になっていた文章を見て感じたこと。
下記が豊田章男さんが話した内容らしいのですが、、、
ーーーーーーーーーーー※Yahoo!ニュースより転載
「話は長くなりますが、ロバを連れている老夫婦の話をさせていただきたい」
6月11日に開かれたトヨタの定時株主総会の壇上、話題が2021年3月期決算の業績見通しに及ぶと、豊田章男社長(64歳)はおもむろに語りだした。
「ロバを連れながら、夫婦二人が一緒に歩いていると、こう言われます。
『ロバがいるのに乗らないのか? 』と。
また、ご主人がロバに乗って、奥様が歩いていると、こう言われるそうです。
『威張った旦那だ』。
奥様がロバに乗って、ご主人が歩いていると、こう言われるそうです。
『あの旦那さんは奥さんに頭が上がらない』。
夫婦揃ってロバに乗っていると、こう言われるそうです。
『ロバがかわいそうだ』。
要は『言論の自由』という名のもとに、何をやっても批判されるということだと思います。
最近のメディアを見ておりますと『何がニュースかは自分たちが決める』という傲慢さを感じずにはいられません」
ーーーーーーーーーーーーー
うーん、確かに・・・
と正直思いました 苦笑
僕も普段からテレビやニュース、新聞は一切見ませんし、メディアに対してもかなりアンチ 笑
なので豊田さんのおっしゃっていることにとても共感できる。
何をしても重箱の隅をつつくような批判をされるのであれば、報道なんてしないでくれ!というのはもっともですよね。
今回の件に関してだって、もっと良い部分いっぱいあるじゃん!
と。
なぜ、物事の良い部分に光を当てないで、なぜ物事の悪い部分、暗い部分、ネガティブな側面にばかり焦点を当てるのか?
これ、実は僕は昔から思っていたことなんです。
というのも、まだ20代前半の頃は僕も今のようにひねくれた性格ではなく、世の中のことに対してフラットに接していた時期がありました 笑
テレビも普通に見ていましたし、ニュースだって毎日チェックしました。
新聞なんて社会や政治・経済、世の中のことを知らなきゃいけない!と思い、一時期は毎日3誌を必ず目を通す、なんてことをしていたほど。
もちろん、そうした中で役立ったことや為になったことも多かったです。
でも、それ以上にこれは良くないなーと感じたことがあったんです。
それが、今回豊田さんがおっしゃていることとまさに同じことでして。
日々色々な報道や色々なニュースが出てきますが、その中でも何かを批判したり、誰かを批判するという内容はものすごく多い。
そして、事件や災害、戦争、経済危機などのネガティブな部分に焦点を当てる報道が良いニュースに比べて圧倒的に多い。
これは見たり聞いたり、読んだりするのは自分のためにならないのではないか?・・・という疑問を抱いたんです。
当時は人間の脳に関することや人の行動心理については全く知りませんでしたから、あくまで感覚止まりだったのですが、後々になって、これらのことを学んだら、やっぱり思った通り!
これはいかん!
ということで、こうした情報は完全にシャットダウンして、今のようにテレビなし、ニュース見ない、新聞読まない生活になっています 笑
とはいえ、これらの媒体が発信する情報が全て悪だ、なんてことはありませんし、有益な情報、為になる知識、様々な学びを得られることだってあると思います。
ただ、どうしてもメディアの特性上、人の注意を引く為にネガティブな情報、批判的な内容が多くなってしまうのだろうと思います。
(人の脳はネガティブな情報はポジティブな情報よりも圧倒的に強く反応することが様々な研究で明らかになっています。その差は2倍から8倍と言われています・・・)
もちろん、各社も見てもらったり読んでもらえなければ事業活動が成り立たないわけですから、そうした背景もあって、どうしても批判的な記事、ネガティブなニュースに焦点を当てざるを得ない、という事情があるかもしれません。
きっとこうしたメディアで働いている人だって、読者の気分を暗くしよう、希望ではなく絶望を感じてもらおう、なんて思ってコンテンツを発信しているわけではないはず・・・(と信じたい)
でも、実際にはそうなってしまっていることが多いと感じます。
特に今年のコロナの状況はひどかったのではないでしょうか?
僕は直接見たりしないのですが、お客さんからは毎日コロナの暗い話題で気分も落ち込む・・・という話を何度も聞きました。
なので、できる限りこうしたメディアからは距離を置いた方がいいと改めて感じたのが一点。
もう一点は、受け手である僕らにも問題があるということ。
それはこうしたニュースや報道が続いている最大の理由は受けてである僕らがその内容に反応してしまうからに他なりません。
みんながこうした内容にいちいち反応しなければメディア側もわざわざ流すことはなくなるだろうと。
僕らは誰でも人にはあまり言いたくないネガティブな感情を持っています。
例えば、嫉妬などもそう。
冒頭の豊田さんのように大成功をした人を見ると、すごいなーと思う一方で、妬みの気持ちが湧いてきたり、羨ましいという感情が出てきたり、今回のようにどこか批判できる部分を探したりしてしまうかもしれません。
でも、そうした反応をすることは果たして正しいのか?ということを考えなければいけないと思います。
普通に考えたら、豊田さんなんて、悪い部分より良い部分の方が圧倒的に多いはずですよね。これだけ日本や世界に貢献している日本人は数える程しかいないと思います。
それがあるのに、ちょっとでも批判できる部分を探して、そこをつつくなんて自分の人間のちっちゃさを露呈しているようなもの。
特に最近の日本はこういうことが多くなっているような気がしてなりません。
昔は日本人といえば、世界に誇れる侍魂を持った誇り高き人種だったと思います。
それが今では誰かの批判をしたり、人の不幸話を見て喜んでいるような民度の低さを世界に示してしまっているような気がします・・・
(僕は昔の古き良き日本が大好きなぶっちゃけ右寄りの人種なので、こういうのは本当に悲しい)
一時は大物を批判することで良い気分になれるかもしれませんが、そんなことは無意味ですよね。
それよりも相手の良い部分を探してそこから学ぶ方がどう考えても有益だと思います。
そして、みんながこういう反応をすることができれば、きっと世の中から批判的な情報やネガティブなニュースというのはどんどん減っていくと思います。
つまり問題はメディアにあるのではなく、受け手である僕らにあるということ。
これは受け入れがたいことかもしれませんが、事実ではないかなーと。
そして、メディアが流す情報はコントロールできなくても自分たちの反応は完全にコントロールできます。
そう考えると、やっぱりこうした情報や報道からは距離を置くのが一番楽だと思います。
あるいはそういう批判的な報道、ネガティブなニュースが出たときにはその中でも良い部分に焦点を当てる癖をつけるのも良いアイディアかもしれません。
少なくとも僕個人としては、小さいながらもこのメルマガという一つの媒体を持っているということを再度意識して、読んでくださっているあなたに少しでも有益な話、気持ちが明るくなるような話題、生活の質を高めるようなコンテンツをご提供しなければ!と強く感じています。
と言いながら、今日は朝からいきなり考えさせられるというか、暗めの話題になってしまいましたが・・・
明日からは程よく気分転換できるようなしょーもない話も混ぜていきますので、よろしくお願いします 笑
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Profile
山崎拓
1982年長野県生まれ。安曇野市在住。
Natural Lounge代表、ストールコンシェルジュ。
3児の父。
天然繊維100%ストールが大好きでほぼ一年中巻いている。
趣味が仕事で、休みより仕事をしているほうが楽しく落ち着くという仕事大好き人間。
情熱がある分野はビジネスや健康、教育関連。
好きなことは読書、Mr.Childrenの音楽鑑賞、家族サービス、旅行。
肌に直接身につけるものはもちろん、食べ物や生活スタイル全般を出来るだけ健康的で自然に沿ったものにできるよう日々自分自身でも様々なことを試し、顧客にもその効用を伝えている。
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おはようございます!
今日の話題については、私も常々感じていたことです。
一つの物事を一つの側面からのみ語られても、それはほんの一部に過ぎないんですよね。そして語られるのは人の気を引く悪い一面のみ、ということが多い。
そのことを肝に銘じながら、ニュースや新聞を見るようにしています。
Y.E
Y.Eさん
コメントありがとうございます。
>一つの物事を一つの側面からのみ語られても、それはほんの一部に過ぎないんですよね
おっしゃる通りですね。そして、その切り取られ方が・・・という感じですよね 苦笑
でもY.Eさんのように意識されてニュースや新聞を読まれているのであればとても良いと思います。
僕の場合は、どうしてもそっちに引っ張られることもあるので、避けるようになりました 笑
いつもメルマガやブログに目を通していただき本当にありがとうございます!
山崎
本当にその通りだと思います。
コメントありがとうございます!
このメルマガ&ブログではできる限りそうならないようなコンテンツを発信できるように頑張ります!
いつも本当にありがとうございます。
山崎