夏は日差しも強いから、なるべく首や肩を出したくない・・・
室内の冷房が強くて体調を崩しやすい・・・
日除けや冷房対策にストールを活用したいけれど、夏ストールの選び方や使い方がよくわからない・・・
あなたはこんな悩みはありませんか?
他にも、、、
夏にストールを巻いていたら暑苦しく見えない?
コーディネートが難しそう・・・
ストールの巻き方もよく分からない・・・
そんな心配もありますよね。
実際、夏ストールの選び方を間違えてしまうと、「暑くてとても巻いていられない!」「巻いていて汗疹や湿疹ができてしまった・・・」「冷房対策で選んだけれど全然暖かくなかった・・・」という結果になってしまうこともありますし、コーディネートを間違えると、暑苦しい見た目になってしまう可能性もあります。
こんな失敗をしないよう、ここでは夏ストールの適切な選び方と、その活用方法についてわかりやすく解説をしています。
僕らは2013年から肌に優しい天然素材100%ストール専門店として活動し、これまで10年以上、日々たくさんのお客さんと接し、お話をさせていただいてきました。
こうした現場での経験とストールやスカーフの豊富な知識を活かし、夏ストールの選び方からその活用方法まで余すことなくこのページに盛り込んでいます。
これを読んでいただければ、夏に最適なストールの選び方はもちろん、コーディネートのポイント、ストールの巻き方、そしてお手入れの方法までわかるようになります。
そして、肌にも体にも優しいストールを選ぶことができ、日よけや冷房対策をしながら快適におしゃれに夏のファッションを楽しめるようになるはずです。
ぜひ最後まで読んでいただき、あなたが夏のストールを上手に活用できるよう、役立ててくださいね!
(夏ストールについての知識を余すことなく盛り込んだため、ちょっと長くなってしまいました😅
少し読むのが大変かもしれませんが、ぜひ最後までご覧いただければ嬉しいです)
失敗しない夏ストールの選び方
夏ストール選びで失敗してしまう最大の要因。
それはストール素材を間違えて選んでしまうこと。
実はこれが最も多い失敗事例になります。
夏ストールと一言で言ってもたくさんの素材がありますよね。
普段から衣類の素材を意識している人だったらある程度素材による違いは分かっているかもしれませんが、あまり意識していない場合はそもそも素材の種類や特徴も全然知らない!という方も多くいらっしゃると思います。
でも実際にはこの素材を理解することがとても大事。
というのも、肌に直接身につけるストールは見た目や機能性はもちろん、あなたの健康全般にも大きな影響を与えるから。
また、今このページを読んでくださっている方の中には自分用のストールではなく、大切な人へのプレゼントとして夏用のストールを考えている人もいらっしゃると思います。
これは特に若い方だとなかなかすぐに想像できないかもしれませんが、肌に直接身につけるストールは長い目で見た時に肌はもちろん、良いことも悪いことも体全体へ与える影響がとても大きくなります。
逆にここさえ間違えなければ、見た目や機能性は使い方や巻き方を工夫することでなんとかなります 笑
そして、これが僕らが一番伝えたいことの一つ。
いくらストールを使っておしゃれができても、長期的にご自身や大切な人の健康を害してしまったら全て台無しですよね・・・
(この部分についてのより詳しい内容は「僕らが天然素材100%ストールにこだわるこれだけの理由」をご覧ください)
ということで、まずは、代表的なストールの素材についてご紹介させていただきます。
素材選びを間違えなければストール選びで大きな失敗をすることはほとんどありません。
それでは早速詳しくお話をしていきますね。
化学繊維と天然繊維
素材には大きく分けて2種類があります。
1つは化学繊維、もう一つが天然繊維です。
化学繊維の種類と特徴
化学繊維は人工的に作られた糸のことで、多くの種類があります。
ストールによく使われる素材としては、ポリエステル、アクリル、ナイロン、ビスコース、モダールなどがあります。
それぞれの素材のより詳しい内容はストール素材の特徴、利点と欠点を参考にしてみてください。
化学繊維ストールの大きなリスク
そして、実は化学繊維には根本的に大きなデメリットがあります。
それは、『化学繊維を肌に直接身につけていると健康に悪影響を与える可能性がある』ということ。
先ほどご紹介したポリエステル、アクリル、ナイロン、ビスコース、モダールなどは、製法に細かい違いはあるにせよ、原材料に石油や石炭、または精製時に大量の化学物質や溶剤を使っています。
肌からの化学物質の90%は体内に残ってしまう
このような化学繊維は環境ホルモンや有害物質を含み、人の体に大きな悪影響を与えます。
肌は口や鼻と同じように常に呼吸をしています。肌に直接触れている化学物質が肌から少しずつ吸収され、体内に入り、血液やリンパ管を通って体全体に行き渡ります。
そして、肌から吸収される化学物質の怖いところは、その90%が体内に蓄積されてしまうことにあります。
日々僕たちはさまざまな化学物質を吸収してしまっていますが、その多くは食べ物や飲み物から口に入るものです。
口に入れたものは、味や食感で安全を確認しています。(何か違和感を感じれば吐き出しますよね)
また、いったん喉を通ったものでも、胃腸で異常を感じれば、吐き戻したり、下痢をしたりして、毒素を外に出すように体が自然に反応します。
さらに、完全に消化されてしまった後でも肝臓が約90%以上の毒素を解毒してくれます。
それに対し、肌からの毒素の吸収は直接血液循環に入る可能性が高く、解毒されることなく90%が体内に残ってしまうのです。
年を重ねれば重ねるほどリスクが上がる
さらに恐ろしいことに、日々の化学物質の吸収量がごくごく微量のため、症状が出るまで気づきにくいことがあります。
つまり、体にかなりの量が蓄積されてきて、初めて違和感が出てくるんですね。
日々、少しずつ、少しずつ、あなたの体を蝕み、ある日突然、なんらかの病気や肌トラブルとして初めて認識するようになります。
化学繊維ストールは肌トラブルも増やす
もちろん、化学繊維ストールは体の内部だけなく、肌トラブルを始めとした体の表面にも大きな害を与えます。
それは、化学繊維が『有害物質を含む』『吸湿・吸水性が低い』『静電気を起こしやすい』という特徴があるからです。
長期間、化学繊維に触れていると、身につけている部分が赤く腫れ上がってしまったり、かぶれてしまったり、かゆみや痛みを感じる接触性皮膚炎を発症する可能性もあります。(化学繊維アレルギーと呼ばれるものです)
また、化学繊維は天然繊維に比べ吸湿・吸水性が低くなります。
吸湿・吸水性というのは繊維が湿気や水分を吸い込む性質のことをいいます。吸湿・吸水性が高ければ、汗などを吸収し、外に放出してくれますが、吸湿性が低くなると水分を外部に出すことができなくなってしまいます。
特に夏はどうしても汗をかきますから、首周りに化学繊維のストールを巻いていると肌がムレて、かゆくなったり、赤く小さなぶつぶつがたくさんできたり、などの肌トラブルが発生しやすくなります。
さらに悪いことに、化学繊維は静電気を発生しやすい素材です。
きっとあなたも、静電気のパチっ!!とした不快感を経験したことがあると思います。
化学繊維を身につけることで、衣類と衣類の摩擦・剥離により静電気が発生し、その発生した静電気が人体に帯電されていくのです。
その静電気により、さらにかゆみが増してしまったり、摩擦によって肌が傷つけられたりします。
また、静電気が発生すると、カルシウム・ビタミンCなどが流失するので、健康、美容にも良くありません。
首は特に敏感な部分
ストールは肌着と同じで肌に直接触れるものです。
特に首は「年齢を映し出す部位」とも言われます。
体の中でも敏感で大切な部分ですから、身に付けるものはより気をつけなければなりません。
私たちの皮膚は、部位によって厚さが異なります。
手のひらや足の裏の角質層が約0.4~0.6mmあるのに対して、首はその3分の1程度しかありません。
そのため、角質層が薄い首元には有害な物質も入りやすくなります。
先ほどお話ししたように、化学繊維は摩擦力も高いので肌の表面を傷つけてしまい、肌荒れの原因になったり、かゆみの原因になります。静電気も発生しやすいので、より肌との摩擦が強くなり皮膚に大きな負担をかけてしまうのです。
実際に、弊店のお客さんと話していても、「若い時は化学繊維でもなんともなかったけれど、年を取ってきたら化学繊維ストールを身につけると肌が赤らんでしまったり、湿疹ができてしまったり、体調が悪くなる・・・」という方はたくさんいらっしゃいます。
昔、まだ化学繊維がなく、自然なものに囲まれていた時代にはこのような病気や肌トラブル、アトピーというものはありませんでした。
ちなみに、植物からなる天然素材は約8000~6500年前の新石器時代から織物として使われるようになり、動物の毛織物は約5000年前から使用されています。
一方で、化学繊維は世界で工業生産開始されたのが1891年。
日本では人造絹糸の製造が1915年ですから、まだ100年足らずの歴史しかありません。
食べ物や薬でもそうですが、歴史が浅いものはまだまだわかっていないことも多く、潜在的なリスクはかなり大きいと考えられます。 そして、すでにこの100年足らずの間にもたくさんの健康への悪影響は確認されていますから、より長期になるとさらにさまざまな健康リスクが高くなる可能性もあります。
こうした背景もあり、僕らとしては少なくとも肌に直接身に付けるストールは体に優しい天然繊維100%のものを選んでいただきたいと考えています。
このことについては本当に強調しても強調しすぎることはない!と思っています。
もちろん、僕らも昔からこういう考えを持っていたわけではありませんでした。
ストール専門店を立ち上げる過程で繊維やアパレルについての様々な調査や学びを通じて、一般的にはなかなか出てこないような化学繊維のついての不都合な事実も知り、自分達が扱うストールは肌にも体にも優しい天然繊維100%にこだわろうと決めました。
こうした考えに至った背景については僕らが天然素材100%ストールにこだわるこれだけの理由で詳しくお話をしていますので、こちらもぜひご覧いただければ嬉しいです。
天然繊維ストールの種類と特徴
それでは次に天然繊維100%ストールの種類について見ていきましょう。
化学繊維と同じように天然繊維にもいくつかの種類があります。
素材によっては夏には適さないものがあるので、ここでは簡単にその特徴をお話しします。より詳しい内容は ストール素材の特徴、利点と欠点 をご覧ください。
コットン(綿)
コットンは繊維の先端が丸くなっているため、肌との摩擦が少なく、やわらかい肌触りです。
薄手なので取り回しやすく、巻いても羽織ってもどちらでも使いやすいタイプになっています。
また、吸湿性・吸水性が高く、水分や汗を素早く吸収してくれます。
水にも強く、何度もお洗濯もできます。また色落ちなどの心配も非常に少ない素材です。
ただし、洗濯をすると縮みやすく、シワになりやすい、というデメリットもあります。
素材の特徴から夏ストールとして適切な素材の一つになります。
コットンストールについてより詳しい内容を知りたい方はコットンストールの利点と欠点、活用方法のすベてをご覧ください。
リネン(麻)
リネンは薄くて軽くて柔らかく、とても快適に身につけることができます。
また、肌に触れた時のシャリ感とヒヤッとする涼感が特徴です。
吸湿性・吸水性にも優れていて、お洗濯にも強くなっています。
一方で、シワになりやすく、摩擦に弱いという点がデメリットとして挙げられます。
代表的な夏素材でお洗濯もできるので野外での日除けや冷房対策としてもとても重宝します。
さらに、使えば使うほど肌になじみやわらかくなっていくという特徴があります。
使い込むことによってよりほっそりと巻くことができるようになります。
リネンストールもコットン同様に夏に大活躍します。
リネンストールについてより詳しい内容を知りたい方はリネンストールの利点と欠点、最適な活用方法をご覧ください。
シルク(絹)
シルクはしっとりとした極上の肌触りでとってもやわらかです。
敏感肌の方や首に巻くのが苦手な方でも安心して身につけることができる素材です。
上品な光沢と美しい色使いも大きな魅力♪
また、シルクは通年素材なので、使い方を変えて一年中使うことができます。
サイズも小さなハーフタイプからスタンダードな大判サイズまであるので用途に合ったサイズを選ぶのがポイントになります。
デメリットはお手入れに手間がかかることと、色落ちしやすいという点があります。
シルクストールについてより詳しい内容を知りたい方はシルクストールの利点と欠点、最適な活用方法をご覧ください。
ウール(羊毛)
ウールは全繊維の中で最もあたたかい素材です。ものによってはチクチクしたり、ごわごわしてしまうものもありますが、グレードの高いウールストールはしなやかでやわらかい風合いになっています。
吸湿性は非常に高いですが、真夏の太陽の下ではかなり暑いので使いにくい素材です。
夏の用途は主に、室内の冷房対策、ひざ掛けなどに適しています。
ウールストールについてより詳しい内容を知りたい方はウールストールの利点と欠点、最適な活用方法をご覧ください。
カシミヤ(カシミヤ山羊)
カシミヤ山羊の毛でできた素材で、ウールよりも繊細でふわりとしてやわらかくなめらか。とろけるような極上の肌触りです。
特徴はほぼウールと同じで、夏は室内で重宝します。
カシミヤストールについてより詳しい内容を知りたい方はカシミヤストールの利点と欠点、最適な活用方法をご覧ください。
夏に最適なストール素材
ここまで、コットン、リネン、シルク、ウール、カシミアと代表的な天然繊維のストール素材についてお話ししてきました。
夏ストールの素材として使いやすいのはリネン、コットン、シルク、室内の冷房対策としてはシルク、ウール、カシミアが適していることがお分かりいただけたのではないでしょうか?
ここでは日よけに便利で屋外でも屋内でも使いやすいリネン、コットン、シルク、またはその混紡ストールについて取り上げていきます。
これらの素材をさらに絞り込んでいくときには、あなたの普段のファッションスタイルを考えていただき、それに合ったストールを選ぶのが簡単な方法です。
カジュアル・リラックススタイルに相性の良い夏ストール
あなたのファッションスタイルがカジュアルまたはリラックスしたスタイルの場合、相性が良い夏ストールはリネンストール、コットンストールです。
カジュアルなスタイルとしては、Tシャツにジーンズのようなファッションを想像していただければ分かりやすいと思います。
これらのファッションの素材の多くが夏はリネン素材やコットン素材を含むことが多くなります。
ストールを上手に合わせるポイントの一つに素材感を統一させる、という方法があり、同じ素材であればもちろん、近い風合いを持っている素材同士を合わせると自然に馴染みやすく、全体のバランスが整ったスタイリングにできるんですね。
さらにリネン、コットン共に、お洗濯ができるため、気軽に使いやすく、カジュアルな普段使いに最適なストールになります。
リネン100%ストール
先ほども素材のご紹介でお話をしましたが、リネンストールは透け感のあるナチュラルな風合いと柔らかい肌触りが大きな魅力♪
程よいシャリ感と涼感もあり、見た目だけでなく体感も涼しげ。
使えば使うほど肌になじむ質感で、愛着を持って長く活用することができます。
コットン100%ストール
リネンと並んで夏のカジュアルなファッションに最適な一枚がコットンストールです。
コットンストールは肌当たりが優しく、まるで空気を巻いているかのような軽い質感なのでストレスフリーで身につけることができます♪
透け感のある生地感で夏の明るい日差しにぴったりです。
また、シンプルな無地は合わせやすく、デイリー使いに大活躍します。
きれいめなスタイルに相性の良い夏ストール
あなたのファッションスタイルがキレイ目だったり、フォーマルなシーンでの着用を考えている場合、相性の良いストールはシルクストールやコットンシルクストール、リネンシルクストールです。
これらの素材の共通点はいずれもシルクが含まれていること。
シルクは品の良い光沢感と、美しい色使いが最大の特徴です。
そのため、シャツやブラウス、ワンピースや和装、ジャケットやスーツといったトップスと相性が抜群ですし、室内の冷房対策としてもとても重宝します。
ちなみに、カジュアルファッションやリラックスしたスタイルにシルクストールを合わせると、デザインや色使いによってはシルクの上品さと光沢感が際立ちすぎ、若干ストールが浮いてしまうこともあります。
こうした時には巻き方を工夫しストールの面積を小さくすることでバランスを取り、違和感なく合わせることもできます。
だだし、シルクストールは基本的にはお洗濯ができないので汗をかきやすい夏場の野外での長時間の使用は適していません。その点だけご注意くださいね!
また、コットンシルクストールは透け感のある生地で見た目も体感もとても涼しげです。
リネンシルクストールもリネンの涼感とシルクのほのかな光沢が相まった上品なストールです。
ファッションスタイルが決まっていない場合
そうはいっても、私は色々な服を着るし、何にでも合わせられる夏素材がいい!
という方もいらっしゃると思います。
そんな方にオススメなのがカジュアルなファッションと相性が良いコットンと、フォーマルスタイルと相性が良いシルクの混紡であるコットンシルクストールです。
先ほどもきれい目なスタイルに相性が良いストールとしてコットンシルクストールをご紹介させていただきましたが、コットンシルクストールは本当にどちらとも合わせやすくなっています。
コットンシルクストールはナチュラルな質感の中にもわずかに光沢を帯び、カジュアルな表情とフォーマルな表情、どちらも兼ね備えているバランスの良い素材です。
サイズの小さな正方形タイプのものも多くあり、首元のアクセントにちょこっと巻きたい!という場合にはベストの選択肢になるはずです。
室内の冷房対策に最適なストール
最後にもう一つだけ、室内の冷房対策に特化したオススメストールをご紹介させていただきます。
それはウールとシルクの混紡で製作されたウールシルク素材。
ウールシルクストールはするりと滑らかな質感で、非常に柔らかい肌触りになっています。
生地も薄く、重さも75g程度。
とても軽く、快適に身につけることができます。
薄くてもウールとシルクの混紡ということもあり、高い保温性を持っています。こうした特徴から夏の室内での冷房対策やひざ掛けにぴったり!
夏場は特に野外と室内の気温差が激しくなりがちですから、ウールシルクストールは体温調整にも最適なストールの一つです。
軽くても持ち運びもしやすく、使わないときは小さく折りたたんでバックにサッとしまうことができます。
そのため、一枚持っているととても重宝します。
室内の冷房対策や冷え対策にストールを検討されている方はウールシルクストールも検討していただければと思います。
ここまで読んでいただき、夏に選ぶべきストールの素材はかなり絞れてきたと思います。実際に、素材さえ決まれば、あとはあなたの好きなデザイン、色、サイズから選ぶことができるようになるはずです。
夏ストールコーデ:3つのポイント
ここからは夏ストールを上手に活用する上で、押さえておきたいコーディネートの3つのポイントについてお話しします。
1.シンプルな服装にする
ストールは主にファッションにおいてアクセントの役割をしています。
なので、服装をシンプルにするだけで、ストールのアクセント効果が高まり、全体がバランスの良いスタイリングになります。
服装が派手な色柄だったりデザイン性の高いものであると、どうしてもストールを合わせるのが難しくなります。
あなたも、初心者なら無地のストールを選んだほうがいい!
という話を聞いたことがあるかもしれません。
でも、服装をシンプルにすれば、柄物も全く問題なく合わせることができます。
ベースをシンプルにするだけで、ストールを合わせるのがとても簡単になります。
夏は自然とシンプルな服装になると思いますが、ストールを上手に合わせるためには、これが一番基本で簡単な方法です♪
2.取り入れる色と面積を絞る
2つ目のポイントはファッションに取り入れる色を絞り、その比率を守ることです。
これはストールファッションに限った話ではありませんが、スタイリングにおいて色を3色にしてその比率を守ることはセオリーの一つです。
この時の3色はそれぞれ、ベースカラー、アソートカラー、アクセントカラーと呼ばれます。
ベースカラーは全体の面積の半分以上を占める色で、主にトップスがベースになります。
アソートカラーは30%から40%ほどを占める色で、2番目に多く使われる色です。主にボトムスがその役割を果たします。
アクセントカラーは全体の10%前後で、ストールや靴、帽子、バッグなどがこの部分にあたります。
この配色比率を守ることで、全体のコーディネートがとてもまとまりあるバランスのよいものになるんですね。
もちろん、厳密に3色を守らなければならないというわけではありません。
ポイントは、色を絞ることでストールが非常に合わせやすくなる、ということ。
この2つのポイントを押さえておくと、コーディネートのハードルが下がり、ストールを合わせるのがとても簡単になるのでぜひ試してみてください♪
3.肌を明るく見せてくれるカラーを合わせる
ストールは顔に近いためストールの色は顔映りや顔周りの明るさにとっても大きな影響を与えます。明るい色のストールをさらっと巻くだけで、印象が大きく変わります。
また、明るく爽やかな色はそれ自体がレフ版のような役割をしてくれるため、肌を輝かせ健康的に見せてくれます。
トップスとのバランスにもよりますが、お顔周りを明るく見せてくれる色としては、明るいピンクやオレンジ、イエローなどが特にオススメです♪
日よけ&冷房対策に最適な夏ストール巻き方9選
ここからは実際にそれらの夏ストールを使って、おしゃれに日よけと冷房対策ができる巻き方・羽織方をご紹介します。
1.ダブルクロス巻き
すっきりとシャープにまとまり、見た目も暑苦しくないので、日よけ兼お洒落にとても重宝します。
2.片リボン羽織り
こちらは羽織になりますが、肩をすっぽり覆えるので、ノースリーブなどを着ているときなどに重宝します。
また、室内の冷房対策として羽織るときにも両手が自由に動かせるので使いやすい羽織り方の一つです♪
3.ディレクター巻き
こちらはある程度ボリュームを出すこともスッキリ見せることもできる柔軟性のある巻き方。見た目もオシャレなのでバリエーションの一つとしてストックしておくと便利です♪
4.コンパクトループ巻き
誰でも簡単にできるループ巻きからの派生で、とても小さくまとまる上に、首元を詰めることもできるので日よけにも最適です。
5.ループプラス巻き
こちらも簡単なループ巻きからの派生。
複雑な見た目になり、とってもおしゃれな印象を作り出すことができます。
暑いときは首元の空間を開けたり、首を隠したいときは首元の空間を閉じたり、調整しやすい巻き方です。おしゃれに日よけをしたいときにとってもオススメです。
しっかりと固定されるので緩んでこないところも嬉しいポイントです。
6.8の字巻き
襟元に沿うように綺麗なネックラインを作ることができる巻き方です。
見た目がおしゃれで首も隠せるので日よけにもピッタリ。冷房対策としても使いやすいので覚えておくとオールシーズン重宝します♪
7.ネクタイ巻き
男性のネクタイのようなシルエットになる巻き方。
首元が大きく開くので暑苦しくありません。
日よけではなく、オシャレとして使いやすい巻き方です。
また、大判サイズであれば上記の巻き方はもちろん、色々な羽織り方で上半身をすっぽりと覆う事ができるので、日よけはもちろん、室内の冷房対策としてもとても重宝します。
8.ワンループ羽織り
上半身をすっぽりと覆うことができ室内の冷房対策としても最適な羽織り方。
数ある羽織の中でも形が崩れにくく、使いやすい巻き方の一つで、パーティーや結婚式、会食にもピッタリです♪
9.カーデ風アレンジ羽織り
大判サイズだからこそカーディガンのようなアレンジができる羽織方。
腕まですっぽり包んでくれるのから暖かさも十分です♪
夏ストールのお手入れの方法
最後に、お手入れの方法についてもご紹介させていただきます。
夏は使った後のお手入れも大切です。ここをしっかり押さえておけばストールの寿命も延びますし、綺麗で清潔な状態を維持することができます。
1.使用後は陰干しに
使った後はホコリや花粉を払い、ハンガーにかけて陰干しします。
その時に軽く風に当ててあげると匂いや小さなホコリも取り除けます。
(自然の風はもちろん、扇風機の風当てもとても効果があります)
しっかり休ませるなら、半日ほど干します。これで少しの折りジワや結びジワも取ることができます。
2.汗はすぐに取り除く、またはお洗濯をする
汗は変色や色落ちの原因になるため、ついてしまった場合は早めにお洗濯をしてあげてください。
自宅でのお洗濯については素材別の洗濯方法を参考にしてみてください。
シルクなどの素材ですぐに洗えない場合は、適度に絞ったぬれタオルなどでトントンとたたいて汗を取ります。
3.シワが気になる場合はアイロンをかける
リネンやコットンは巻いたり、お洗濯をするとほぼシワができます。
また、シルクも長期間巻いていたり、畳んだままにしておくと巻きジワや折ジワができることができます。
シワが気になるときはアイロンをかけることで簡単にシワを取ることができます。
それぞれの素材に対してアイロンの温度を設定します。
リネン、コットン:180〜210度
シルク:140〜160度
ポイントは当て布をしてスチームを使うことです。
スチームを使った後は湿気が繊維の中に入るため、軽く陰干しをすることで、カビや虫食いを防ぐことができます。
4.保管時の虫食い・湿気・日やけに注意!
シルクやウールシルク素材は湿気に弱いので、保管の際はできるだけ高い位置に置くようにします。日光に当たると変色してしまうので、日が当たらない暗い場所に保管するようにします。
また、シルクは虫食いに弱い素材です。今は無臭の防虫剤もあるので長期間の保管の際はしっかりと防虫剤をセットしておくと安心です。
ストールを長い間保管する場合はストールを長期間使わないときの保管方法も参考にしてみてください。
さあ、夏ストールファッションを楽しもう!
今まで、ストール素材の種類、夏ストールの選び方、オススメのスタイル、コーディネートのポイント、巻き方、お手入れまでお話ししてきましたが、いかがだったでしょうか?
夏ストールと一言で言っても、本当に多くの種類があり、それぞれ用途も変わってきます。
また、夏は特に他のシーズンに比べてストールの取り扱いが少し難しい季節でもあります。
まずは今回お話しした、素材ごとのメリットデメリットをしっかり把握していただき、あなたの夏のファッションにストールを上手に取り入れてみていただければと思います。
そうすれば、おしゃれ度を上げながら日よけや冷房対策ができ、ストレスなくストールを活用できるようになり、夏の淡白になりがちなファッションにストールを取り入れることで、自分を引き立て、華やかに演出することができるはずです!
この記事があなたが夏ストールを活用する上で、少しでも参考になれば嬉しく思います。
こんなにも長い記事を最後までご覧いただき本当にありがとうございました😊
最後の最後にちょっとだけ宣伝をさせてください 笑
冒頭でもお話をさせていただきましたが、ストール専門店ナチュラルラウンジは日本で唯一の天然繊維100%ストール専門店として活動しています。人の肌にやさしいこだわり抜いた高品質な天然繊維100%ストールのみを取り扱っています。また、素材やデザインを厳選しているため、すべて枚数限定、そのほとんどが一枚もの、一点ものというラインナップです。
よろしければぜひこの機会にストールやスカーフもご覧ください♪
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