シルクストールの利点と欠点、最適な活用方法
最近、肌がくすみ、顔色が暗くなってきた・・・

あなたはこんな悩みはありませんか?
ストールを使えば、顔周りが明るくなり、ファッションも華やぎますよね。
でも、ものによってはチクチクしたりザラザラしたり、巻くだけでストレスを感じてしまうものもあります。
あなたも一度はストールを使って失敗した経験があるかもしれません。
数あるストールの中でも顔まわりをパッと明るく華やかに彩り、敏感肌の方でも安心なのがシルク100%ストールです。







シルクストールと聞くと、高級感があって、上品なイメージで一度は身につけてみたい。そんな憧れを抱くストールの一つではないでしょうか?
でも安いものではないし、実際に活用する前に色々知っておきたいですよね。
・シルクストールってどんな特徴があるのか分からない・・・
・合わせる服はどんなものがいいの?
・どんな巻き方が使いやすいの?
・お手入れが大変そう・・・
このページではそんなシルクストールに関する疑問を解決する内容が載っています。
これを読めば、シルクストールの特徴と、それによる利点と欠点が分かり、どんな服やどんなスタイルに合わせればいいか、オススメの巻き方にはどんなものがあるのか、さらにお手入れの仕方まで分かるようになります。
私たちナチュラルラウンジは日本で唯一の天然繊維100%ストール専門店です。もちろんシルク100%ストールについてもその特徴やメリット、デメリットを細かく把握しています。
ぜひ、最後まで読んでいただき、あなたがシルクストールを活用する際に役立ててください。
シルク100%ストールのデメリット
シルクストールは優れた特徴がたくさんありますが、買ってから後悔しないためにも、まずはいくつかのデメリットを知っておくことも大切です。
1.水、汗に弱い
シルクは全繊維の中で、最も優雅でしかも美しい色相に染まり、感性面ではとても優れた素材ですが、水に弱いというデメリットがあります。
(染色堅牢度が低いことが理由です)
雨やお洗濯の水、汗などによって染色の色が落ちてしまうことがあります。
特に自身の汗や、雨に濡れた時にそのまま身につけていると、他の衣類に色が移ってしまう恐れもあります。
雨に濡れたり、汗をかきそうなときにはストールを外しておくと安心です。
また、お手入れは基本的にはドライクリーニングがおすすめですが、汗がついてしまったりなどで、どうしても洗いたいときは水洗いをします。
自宅でのお洗濯については素材別の洗濯方法を参考にしてみてください。
2.糸が引っかかりやすい
生地の種類にもよりますが、複雑な織り柄のシルクストールの場合、魅力的なデザインが描かれている反面、糸が引っかかりやすいというデメリットがあります。
首元のネックレス、襟元のスパンコール、指の爪、などが特に引っかかりやすいものです。
金属で凸になっているものは引っかかりやすく、勢いよく引っ掛けてしまうと大きく断線してしまう恐れもあるので特に注意が必要です。
これらを防ぐためにはストールを巻くときは極力、ネックレスなどの金属アクセサリーは避け、スパンコールのついている服を着ない、爪は短く切っておく、ということが大切です。
また、万が一引っ掛けてしまっても、焦らずに引っかかった部分を確認し、その左右を均等に引っ張ってあげることで元の状態に戻ります。
引っ掛けてしまった時の対処法については「ジャカード織りストール」引っ掛けてしまった時の対処法:3つのステップを参考にしてみてください。
3.変色する
シルクは紫外線を吸収する特性があるので、日よけにも使いやすいですが、その反面、日光を当てすぎると表面が焼けて変色してしまいます。
これは黄変と言われるもので、シルクの代表的なデメリットの一つです。
対策は、直射日光に当てすぎないということ。
特に、保管時に日光が当たっていると長時間の照射で変色してしまいます。
保管時は日の当たらない通気性の良い場所に置いておくことが大切です。
4.虫に食われやすい
シルクはカビは生えにくいですが、虫に弱いというデメリットもあります。
長期の保管のときに虫食いに合う恐れがあります。
虫食いにあうと、丸穴が開いてしまい、見た目を損ねてしまいます。
対策は、防虫剤を入れる、風通しの良い場所に保管する、などで予防ができます。
このようにシルクストールにも他の例に漏れず、デメリットもあります。
まずはデメリットを理解して、丁寧に大切に取り扱うことで、長く愛用することができるようになります。
シルク100%ストールの優れた5つの利点
1.しっとりとした極上の肌触り

シルクは人間と同じタンパク質で作られているので、人の肌との相性が抜群です。高品質シルク100%の生地は、するりとなめらか、しっとりとした極上の肌触りです。肌当たりがよく、摩擦も少ないため、ストレスを感じることはありません。
敏感肌の方や首に巻くことが苦手な方もシルクの肌触りなら安心して身につけることができます。

2.顔まわりが明るなり、品が良く、洗練された印象になる
シルクは別名「繊維の女王」と呼ばれます。
最大の特徴の一つに、真珠のような美しい光沢と鮮やかな発色が挙げられます。
鮮やかで明るいカラーであれば、顔まわりをパッと明るく彩ってくれます。

また、深みのある色味はシックで品のある装いを叶え、上品で洗練された印象を与えてくれます。

発色の良さは他に類を見ないほどで、他のストールの中でも一際目立ち、一巻きで全体の印象を大きく変えてくれるでしょう。

3.オールシーズン使いやすい
シルクは代表的な通年素材です。
(熱伝導率が低いので、冬は暖かく、夏は涼しく過ごせます)
過ごしやすい春はお洒落としてはもちろん、朝晩の冷えにも対応してくれます。

吸湿性・放湿性(綿の1.5倍)が高く、夏の暑い日に汗をかいてもすぐに外に放出してくれるのでサラッと爽やかに過ごせます。

秋は装いのアクセントや防寒用としても一枚持っているととても重宝します。

また、保温性・吸湿性(ウールに次いで高い)が高いので、寒さが厳しいときでも暖かく快適です。

夏の公共施設や室内での冷房対策にも最適ですし、露出度の高いドレスなどの上から羽織ってもとっても暖かです。
ファッションのアクセントとして使い方を変えて一年中使うことができます。
4.何年もずっと使うことができる
シルクの種類にもよりますが、高品質なシルク100%は強度が高く、化学繊維に劣らない強さを持っています。
天然繊維は優れた風合いが魅力的ですが、繊細なものほどすぐに毛羽立ってしまったり、劣化してしまうものも少なくありません。
そんな心配がなく、しっかりと何年も活用することができます。
5.持ち運びに便利
薄くて軽い素材なので、折りたたむことでとても小さくまとまります。 サイズにもよりますが、大判のものでもタブレッド程の大きさになりバッグにさっと入れることができます。

サイズの小さいものなら携帯電話と同じくらいの大きさに折りたためます。

持ち運びに便利で外出時の邪魔にもなりません。
シルクストールの最適な活用方法
シルク100%ストールは美しい光沢とドレープが特徴です。そのため、きれい目なスタイルや少しフォーマルなスタイルとの相性が抜群です。

例えば、トップスは、シャツやブラウス、ワンピース、スーツやジャケット、ドレス、和装など、がそれに当たります。
これらのトップスであれば、深く考えなくても自然に馴染むスタイリングを作れます。
結婚式や会食、パーティーに出席する時、ドレスの肩の上から羽織っても素敵ですし、着物の上から羽織っても絵になります。着け手の存在を際立たせ、どんな場面でも気後れすることはなくなるでしょう。


じゃあカジュアルなファッションとは合わせられないの?
といえば、そんなことはありません。
カジュアルに合わせる場合は、シンプルなデザインを選ぶことがポイントです。(ジーンズやTシャツでもシンプルであれば大丈夫です)
理想は無地の単色です。

また、ストールの面積を意図的に絞ることで合わせやすくなります。
具体的にはカーティガンのフロントボタンを締めてその中にストールを収めたり、ブルゾンのフロンドジッブを締めてストールを入れたりします。
そうすることで全体の面積に対してストールの比率が下がるので、たとえ光沢や発色があってもバランスのよいスタイリングになります。
サイズによる使い分け
シルクストールはサイズによる使い分けもできます。
サイズによる使い分けもできるようになると、より快適に身につけることができるようになります。
大判サイズ

ベーシックかつ最も活用シーンが多いのが大判サイズ。
大判サイズは縦190cm×横70cmで、巻くのはもちろん、肩から羽織る使い方にも適しています。羽織った場合は、背中をすっぽりと覆うことができます。


程よいボリューム感も出すことができますし、スッキリまとめることもできるので、最も汎用性の高いタイプです。
また、面積が大きい分、保温性も高くなるので、特に秋冬春に使いやすくなります。
ミドルサイズ

大判とハースサイズの中間に位置する、バランスの良いサイズ感。
縦は縦180cm×横55cmで大判より、一回り小さいサイズになります。
横幅が小さい分、羽織では背中を全て覆うことはできませんが、肩をすっぽりと覆うことができるので、結婚式のドレスの上から羽織ったり、パーティーの肩掛けとしても活用できます。

大判サイズはちょっと大きい、もっとシャープにまとめたい、防寒目的ではなく、アクセントにしたい、という場合はミドルサイズはとてもよい選択肢になります。
ハーフサイズ

シルクストールで最も小さいのはハーフサイズ。
縦は縦170cm×横35cmで、ほっそりとまとめることができます。
ハーフサイズの場合は、首元のアクセサリー感覚で巻くのが正解。面積も小さく軽いのでストレスなく身につけることができます。

また、背が低く、あまり大きなストールは苦手・・・という方にも使いやすいサイズ感です。
シルクストールと相性のよい巻き方:3つの方法
ここではシルクストールと相性のよい巻き方を3つご紹介します。
どれも覚えてしまえばすぐに使いこなせる便利な巻き方です。
8の字巻き
首下でコンパクトにまとまり、シルクストールのアクセント効果をより高めてくれます。シンプルなワンループ(エディター巻き)からひとひねり加えるだけで簡単にオシャレな印象を作れます。
肩掛けひと結び巻き
品のあるシルクストールはやはり羽織ってこそ、その存在感が活きてきます。
肩から大きく羽織ってひと結びするだけでいつものトップスがゴージャスでエレガントな装いになります。
ミラノ巻き
一見複雑な巻き方に見えるミラノ巻き。覚えてしまえばなんてことない巻き方ですが、周りの人にはそうは思われません。
ミラノ巻きをしているだけでこなれた雰囲気が出せますし、シルクストールとの相性も抜群です。

シルク100%ストールのお手入れの方法
シルクは天然繊維の中でもデリケートな素材です。
ずっと美しく使えるようにきっちりとお手入れをしておきましょう。
1.使用後は陰干しに
使った後はホコリや花粉を払い、ハンガーにかけて陰干しします。
その時に軽く風に当ててあげると匂いや小さなホコリも取り除けます。
(自然の風はもちろん、扇風機の風当てもとても効果があります)
しっかり休ませるなら、半日ほど干します。これで少しの折りジワや結びジワも取れます。
2.汗はすぐに取り除く
汗は変色や色落ちの原因になるため、ついてしまった場合は早めにお洗濯をします。
自宅でのお洗濯については素材別の洗濯方法を参考にしてみてください。
すぐに洗えない場合は、適度に絞ったぬれタオルなどでトントンとたたいて汗を取ります。
理想は、汗はついてしまってから取るのではなく、汗がつかないようにつかうことです。汗をかきそうな環境ではストールを首に直接巻くのは避ける、汗をかきそうになったら取り外してバッグにしまう、などこまめな取り扱いが長持ちさせるコツです。
3.保管時の虫食い・湿気・日やけに注意
シルクは湿気に弱いので、保管の際はできるだけ高い位置に置くようにします。日光に当たると変色してしまうので、日が当たらない暗い場所に保管するようにします。
また、シルクは虫食いに弱い素材です。今は無臭の防虫剤もあるので長期間の保管の際はしっかりと防虫剤をセットしておきたいところです。
シルクストールの取り扱いのコツ
今まで、デメリットとメリット、最適な活用方法、コーディネート、巻き方、お手入れまでお話ししてきましたが、いかがだったでしょうか?
シルクストールを上手に取り扱うコツは、『正しい前提知識を持つ』ということです。
きちんとデメリットを理解していればそれらを防ぐことができますし、正しく扱うことで長く愛用することができます。
感性面では美しい光沢と上品な色合いがあり、極上の肌触りと素晴らしい機能性をいくつも持っています。

ぜひあなたのファッションにもシルクストールを取り入れてみてはいかがでしょうか?
ストール専門店ナチュラルラウンジではこだわり抜いた高品質シルク100%ストールのみ厳選しています。全て枚数限定、ほとんどが一枚ものというラインナップです。
よろしければこの機会にご覧ください。
参考文献:
アパレル素材の知識
繊維の種類と加工
巻き方おしゃれ事典
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