年をとるにつれて首のシワが気になるようになってきた・・・

肌があまり強くないので、巻いていてチクチクするストールは使えない。

メンズストールの選び方や合わせ方、巻き方がよく分からない、、、



あなたはこんな悩みはありませんか?



一方で、歳を重ねるほどお洒落は大事になってきますよね。
ブランドだから良いわけではありませんし、値段が高ければいい、安ければいいというものでもありません。


ここでは様々なメンズストール(男性ストール)の特徴や種類、それらの上手な選び方について解説しています。ここでご紹介する内容を参考にストールを選べば、あなたにぴったりのメンズストールを選ぶことができるようになるはずです。




僕たちは現在、日本で唯一の天然繊維100%ストール専門店として活動していますが、元々は男性ストール専門店として始めました。

そして、現在もメンバーは全員男性という珍しいストール専門店です。

利用いただいているお客さんの3割は男性なので、その方たちのストール選びのお手伝いをしたり、女性が男性へストールをプレゼントする際のご相談も頻繁に受けています。


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そのため、メンズストールに関する知識や経験が豊富にあります。


たくさんのお客さんと接する中で、メンズストール、男性用のストールをどうやって選べばいいのか?ということを体系的に説明できるようになりました。またその活用方法についてもたくさんの男性にアドバイスをしてきました。ここではその全てを余すことなく紹介しています。
ぜひ最後まで読んでいただき、あなたのストール選びの参考にしていただければ嬉しいです。




1.ストール選びの大きな落とし穴


ストールには大きく分けて2種類があります。

一つは化学繊維ストール、もう一つが天然繊維ストールです。
(それぞれのより詳細な説明はストール素材の特徴、利点と欠点をご覧ください)


あなたがお手持ちのストールや今まで使ったことがあるストールもこのいずれかに分けることができます。


もしかしたら、あなたは今まで素材に関してはあまり意識をされてこなかったかもしれません。ですが、ストール選びは素材選び、といっても過言ではありません。


まずはそのストールがどんな素材で作られているのか?ということを知ることが大切です。



化学繊維ストールの見えないリスク


今世の中にあるストールのほとんどのストールは化学繊維で作られたものです。確かに化学繊維ストールは安価で、耐久性も高く、手軽に使えるというメリットがあります。

ですが、実はそれ以上に化学繊維ストールには大きなデメリットがあります。



それは、「化学繊維ストールを長期間身につけていると人の健康に害を与える恐れがある」ということです。




化学繊維ストールの主な原料


なぜなら、化学繊維ストールには石油をはじめとする様々な人の体に害を与える化学物質が使われているからです。


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例えば、世界で最も流通量が多いポリエステルの原料は石油から取り出した、ナフサ中に含まれるキシレンを使っています。

キシレンは毒劇法により医薬用外劇物に指定されている化学物質です。(今は人体への毒性のため無害の代替品への切り替えが進んでいます)


また、ウールのような風合いを再現しやすいアクリルは、原料となる石油から取り出されたプロピレンとアンモニアを混ぜてアクリロニトリルから作られます。

アクリロニトリルは、毒性が強く、日本では毒物及び劇物取締法により劇物に指定されています。


そして、最近多く見かけるようになったモダールと呼ばれる繊維。モダールは、パルプを原料とした再生繊維です。もともとは木材を原料としているので化学繊維ではありませんが、加工の段階で有害な化学物質を使っています。

木材パルプからセルロース(植物繊維)を取り出して、水酸化ナトリウムなどのアルカリと二硫化炭素に溶かしてビスコースにし、酸の中で紡糸して製造しています。
製造過程で使われる二流化炭素は穀物や果実に対する殺虫剤として使われる危険な化学物質です。(日本では劇物に指定されています)




さまざまな肌トラブルを引き起こす


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大元の原料である石油が仮に肌についてしまうと刺激性接触皮膚炎(化学やけど)を起こす場合があります。
(「化学やけど」とは、酸やアルカリなどの薬剤が皮膚に付着したり接触した際に、皮膚の表皮や真皮の 細胞を侵すことによって起きるいわゆる「薬傷」です。灯油やガソリンが皮膚についた場合にも起きることがあります)

接触した部分が皮膚炎を起こし、治療期間が長くなることも多々あります。


もちろん、化学繊維ストールの場合は、石油そのものではなく加工されていますから、このようにすぐに体に影響が出るわけではありません。ですが長期間身につけていたり、敏感肌の方などはじんましんや皮膚炎、アトピー、アレルギー症状などが出る恐れがあります。


特にアトピー体質の方は化学繊維ストールを使うことでアトピーが悪化してしまう可能性もあります。

化学繊維ストールがアトピーによくない理由は、速乾性が高いため、肌の水分を吸い取って、乾燥を加速させてしまうことです。


どの繊維もある程度の水分を大気中から吸収して含んでいますが、繊維の種類によって吸収する水分の量は違います。
化学繊維は水分の量が極めて低く、それに比べて天然繊維は高くなっています。

この水分の割合は公定水分率で表されます。

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ポリエステル  0.4%
アクリル    2.0%
ナイロン    4.5%
コットン    8.5%
レーヨン    11.0%
シルク     11.0%
麻       12.0%
ウール     15.0%


化学繊維であるポリエステル、アクリル、ナイロンは公定水分率全体的に非常に低く、天然繊維であるコットン、シルク、麻、ウール・カシミヤは高くなっています。

このことから特にアトピー体質の方は化学繊維ストールを避けたほうが良いということが分かります。



体に毒素が蓄積される


また、化学繊維ストールの加工の際に使われる化学物質は肌に触れていると少しずつ体に吸収されていく恐れがあります。(これは経皮毒と呼ばれます)

肌から吸収された化学物質は口から入ったものとは異なり、肝臓で毒素を解毒することができません。皮膚から入った化学物質は10日かかって10%も排出さないと言われています。つまり肌から吸収された毒素の90%は体内に残ってしまうことになります。

体内に毒素が蓄積されることになるので、年齢を重ねるたびに健康上のリスクが上がっていきます。


例えば、湿疹や汗疹、アトピー、肝機能不全、生体不全、脳障害、免疫力低下によるアレルギーなどを引き起こす恐れがあると言われています。
(ただし、経皮毒については皮膚を通して有害化学物質が体内に蓄積されるかどうか、または、その有害物質が様々な疾病の原因になるかどうかは、医学的には証明されていないそうです。あくまで、これらの症状を引き起こす恐れがあるということですね)




化学繊維ストールは肌を傷つけやすい


化学繊維は強度が強いため、摩擦力も高くなります。肌を乾燥させたり静電気を発生させやすくしたりして、肌に刺激を与えてしまう可能性が高いのです。

肌の強さには個人差が大きく、まったく問題がない人もいます。

ただし、年をとるにつれて肌も少しずつ衰えていきます。
肌の古い皮膚が新しい皮膚と入れ変わるターンオーバーは、20代の頃は28日程度と言われていますが、加齢とともにその周期が長くなり60代になるとその3倍以上の100日前後かかってしまいます。


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つまり肌が再生しにくくなるため、肌トラブルも増えてしまうんですね。

肌があまり強くない年配の方の場合、肌荒れやかぶれ、湿疹、痒みといったさまざまな肌トラブルを引き起こすことがあります。

実際に、弊店のお客さんとお話をしていても、若い頃は化学繊維ストールでも平気だったけれど、今は絶対に身につけられない!とおっしゃる方もたくさんいらっしゃいます。




静電気にも注意!


化学繊維ストールは他の服との摩擦・剥離により静電気が発生しやすく、その発生した静電気が人の体に帯電されていきます。


きっとあなたも一度は帯電した状態で、ドアノブや車のドアを開けてしまい・・・
バチッ!という痛みを伴った不快な思いをしたことがあると思います。


特に冬場は乾燥するため、帯電しやすく、かなりストレスを感じることがありますよね。

この静電気、人によって感じ方も様々ですが、実はその瞬間の不快感や痛みだけでなく、見えない部分で人の体にも悪影響を与えます。


例えば、体が静電気帯電状態にあると、免疫力の低下や、疲れやストレス、気だるさや肩こりなどの体調不良につながります。

静電気が発生すると、ビタミンCを多く消耗することと、カルシウムが減少することもわかっています。
ビタミンC不足は抵抗力を減らし、風邪などの病気にかかりやすくなりますし、カルシウム不足は骨や歯への悪影響もあります。




首は体の中でもとても敏感な部位


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ストールを主に身につける首は人の体の中でもとても敏感な部位です。

きっとあなたも普段の生活をしている中で、特に意識はせずとも感覚的に感じるのではないでしょうか?

実際に首は顔の半分ほどしか皮膚の厚さがありません。また、手や足の角質層が約0.4mmから0.6mmあるのに対して、首はその3分の1ほどの厚さとなっています。


このように首は皮膚の層も薄いので、歳をとって少し真皮層が減少したり、筋肉が衰えただけでも健康への影響も大きくなります。


角質層の薄い首元には有害化学物質も吸収されやすく、肌も荒れやすくなります。また、先ほどお話した経皮吸収は肌が荒れていたり、肌が傷んでいるほど進行しやすくなると言われています。





人の肌にも体にも優しい天然繊維100%ストール


このように一見、安価で手軽に使えると思われている化学繊維ストールには目に見えない高いリスクが潜んでいます。

特に怖いのは、その悪影響はすぐには現れないということ。

最近は繊維の表面はなめらかで、肌触りがよい化学繊維ストールも増えてきています。そういったものは身につけた瞬間から不快感を覚えることはありません。ですが、身につけ続けているうちに少しずつ少しずつ症状が悪化していきます。そして気がついたときにはかなりの健康被害を受けてしまう恐れがあります。



一方、自然から生み出された天然素材を使った天然繊維100%ストールは化学繊維のような弊害がなく、肌馴染みが良く、長期間にわたって安心して使うことができます。


例えば、コットンはワタの種子から取れ、リネンは亜麻が原料でいずれも自然の植物が生み出したものです。

また、シルクは蚕の繭からなるものですし、カシミヤやウールは山羊(ヤギ)や羊の毛からできています。

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もちろん、天然繊維100%だから全て安心、というわけではありません。
近年はコットンを育てる際の農薬が問題になったこともありますし、低質のウール、繊維が太い低質の麻のように、肌に触れるとチクチクしてしまうものもあるのも事実です。


これらのものを見極めることも必要ですが、まずは生地の元となる素材が化学的に作られたものか、それとも自然のものからできているのか、ということの方が大きな違いになります。(低質のウールや繊維が太い麻の見分け方についてはこの後説明しています)



一番大切なのはあなたの健康ですよね?



きっとあなたも僕たちと同じように、健康を犠牲にしてまでお洒落をしたいとは思わないはずです。


身につけるメンズストールは肌にも体にも優しい天然繊維100%のものを検討してみてはいかがでしょうか?





2.天然繊維100%メンズストールの種類と特徴


それでは天然繊維100%ストールにはどんなものがあるのでしょうか?

ここでは天然繊維100%ストールの種類と特徴について簡単にお話します。というのも、冒頭でもお話した通り、ストール選びでは素材について知っておくことはとても大切だからです。


例えば、夏にウールストールを巻いていると暑いですし、季節的にもアンマッチになってしまいます。一方で、冬にリネンストールでは防寒性が頼りない、など。選ぶ素材によってさまざまな違いが出てきます。


また、合わせる服やスタイルによっても相性の良し悪しがあります。


素材毎の種類と特徴を知ることでストール選びがとても簡単になります。



僕たちが推奨している選び方のステップは以下の3ステップになります。

①代表的な天然素材ストールの特徴を把握する

②季節や装い、目的に合った素材のストールを選ぶ

③その素材の中から色柄を選ぶ


それでは順番に見ていきましょう。



シルクストール

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男性にも非常に人気があるシルク素材のストール。

品の良い光沢感と美しい色使いは他に類を見ないほど。また、肌触りもしっとりとしてやわらかく、とても快適に身につけることができます。

シルクは代表的な通年素材で、季節を問わず身につけることができるのも魅力の一つです。

シャツやジャケット、スーツなど少しきれい目な装いと相性が抜群です。

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より詳しい説明はシルクストールの利点と欠点、最適な活用方法をご覧ください。



ウールストール


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ウールは羊の毛を紡いで糸にしたものです。すべての繊維の中で最も保温性が高く、秋冬に最適なタイプです。また、その保温性の高さから環境の違う旅先での使用や夏の冷房対策、ひざ掛けとしても使いやすくなっています。

吸湿性も高いので、仮に汗をかいてしまっても蒸れずに快適に過ごすことができます。

ウールはチクチクするから苦手、という方もいらっしゃいますが、グレードの高い毛であれば肌当たりも優しく、チクチクすることはありません。

ウールストールはその風合いからカジュアルな普段使いに最適です。


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より詳しい説明はウールストールの利点と欠点、最適な活用方法をご覧ください。



カシミヤストール


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繊維の宝玉と呼ばれるカシミヤ。カシミヤ山羊の毛を紡いで糸にしたものです。

ぬめり感のある風合いでほのかに光沢感もあり、非常に優れた質感を持っています。肌触りもやわらかく、身につけていてストレスを感じることもありません。

さらにウールと並んで保温性がとても高く、秋冬に大活躍します。

その質感より、洋服を選ばずに合わせることができるのも魅力です。普段使いはもちろん、フォーマルな場面や格式高いシーンにも対応できます。


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カシミヤストールに関しては風合いや機能性が産地やグレード、製法よってかなり違いがあります。高価なものも多いので、前提知識をある程度持ってから選ぶことによって、失敗のリスクを減らすことができるはずです。

より詳しい説明はカシミヤストールの利点と欠点、最適な活用方法をご覧ください。



リネンストール


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原料の草によってフラックスから作られるリネン。

リネンストールは薄くて軽く、ほどよいシャリ感と涼感があります。
そのため、春夏に最適な素材となっています。

お洗濯もできるので、真夏に汗をかいてしまっても心配ありませんし、水に強いので何度も洗うことができます。


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さらに使い込んでいくと、肌になじむようにやわらかくなっていきます。

質感や風合いより、どちらかというと普段使いに使いやすく、カジュアルなファッションと相性が良くなっています。


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一点、注意したいのは素材の表記。日本ではリネン(亜麻)やヘンプ(大麻)、ジュート(黄麻)、ラミー(苧麻)などを一色単に麻と呼んでしまう傾向があること。
その中には低質な麻ストールもあり、麻ストールで失敗した経験がある、という方も少なくありません。
(ただし、本来は家庭用品質表示法で日本国内に流通する生地の中で、「麻」という表示が正式に許されているのは、リネン(亜麻)とラミー(苧麻)の二つになります)


ですので、麻表記であっても、リネンかどうか?一度確認してから選ぶのがオススメです。

より詳しい説明はリネンストールの利点と欠点、最適な活用方法をご覧ください。



コットンストール


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きっとあなたももちろん、多くの方にとって一番馴染みがある天然素材のコットン。
綿はアオイ科の植物でいろいろな種類があります。
どの種類にも共通する特徴は、肌当たりがやさしく、やわらかい着け心地のものが多いことです。

その理由は、繊維の先端が丸くなっているため、肌に刺激を与えることが少ないことがあげられます。

他の天然繊維と同じで、静電気も非常に起きにくいので、普段使いに最適な素材です。

綿は繊維の中が空間になっています。そのため、空気を含み熱伝導率が下がるので熱が外に放出されにくくなります。秋や春先の気温であれば身につけているだけでも暖かです。

さらに吸湿性が高く、内部の水分を発散してくれます。水分を発散するときに気化熱を奪い、肌に触れる部分の温度が下がります。通気性も良いので夏はサラッと爽やかに過ごせます。さらに吸水性が非常に高く、汗をかいてもすぐに吸い取ってくれるので夏の暑い時期も綿は大活躍します。

コットンストールはカジュアルでもきれい目でもどちらでも合わせやすい素材ですが、どちらかというとカジュアルなファッションの方が相性は良くなっています。


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リネン同様、お洗濯もできるので、特に春夏に大活躍するタイプです。



その他、混紡のストール


以上の5種類が代表的な天然繊維100%ストールとなります。

これ以外にはこれらの5種類の繊維を組み合わせた混紡ストールがあります。


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これらの混紡ストールはそれぞれの素材の特性を併せ持ってるので、バランスがよく、身につけられる期間も単一素材より長いものが多いです。また、混紡ストールは素材感よりカジュアルからきれい目まで幅広く合わせやすいものが多くなっています。


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基本的には、基礎となる二つの素材の特性を組み合わせたものであると思ってもらえば分かりやすいと思います。
(ただし、細かい部分は繊維の混用率によって変わってきます)

混紡ストールについてのより詳しい解説は失敗しない!天然繊維100%ストールの選び方を参考にしてみてください。




3.メンズストール素材の選び方3つの方法


ここまで、天然繊維と化学繊維のメリットデメリット、天然繊維ストールの種類と特徴を説明してきました。

ここからは具体的にあなたに最適なストールをどうやって選べばいいか解説していきます。

これらの選び方を一つ、または複数組み合わせることで、あなたにぴったりの一枚を選ぶことができるようになるはずです。

また、より詳しいストール素材の選び方については失敗しない!天然繊維100%ストールの選び方も参考にしてみてください。



1.季節で選ぶ


一番ベーシックで実用的なストールの選び方は、あなたの使いたい季節に合ったストール素材を考えて選ぶことです。


例えば、秋冬はウールやカシミヤ、シルクまたはその混用が使いやすくなります。


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また、春夏はシルクやコットン、リネン、またはその混紡が最適です。

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極端な話、季節に合ったストールさえ選ぶことができれば後はなんとかなります 笑


下図はそれぞれの季節に対応したストール素材の一覧です。
季節ごとにどんなストールを選べばいいか、よくわかると思います。
こちらも参考にしてみてください。

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2.ファッションスタイルから選ぶ


もう一つの方法は、あなたの普段のファッションスタイルに合った素材を選ぶ方法です。

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カジュアルなファッションの方であれば、ウールやリネン、コットンなどが最適ですし、きれい目なスタイルであればシルクやカシミヤなどの相性が抜群です。


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例えば、カジュアルなファッションの代表例としてはジーンズやTシャツなど、きれい目な装いにはシャツやジャケット、スーツなどが当てはまります。


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もちろん、スタイルに関してはあくまで合わせやすさの問題なので、あなたが好きなように組み合わせたり、アレンジしていただいても構いません。


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先ほどお話しした、季節の選び方と組み合わせるとかなり選びやすくなるはずです。


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3.サイズで選ぶ


男性にオススメの最後の選び方はサイズから選ぶ方法です。

ストールと一言で言っても、その形やサイズには様々なものがあり、サイズによって使いやすさや巻き方が変わってきます。


ここでは代表的なストールのサイズとその使い分けについてご紹介します。



大判サイズ

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一番スタンダードなストールのサイズになります。多くは縦190cm横が70cmとなり、最も使いやすいタイプです。


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巻き方によってシャープにまとめることもボリュームを出すこともできますし、防寒性にも優れています。


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特に秋冬は防寒目的でストールを使う男性も多いので、そういったときには大判サイズを選んでおくと重宝します。




ミドルサイズ

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大判サイズよりもひと回り小さなタイプです。縦が180cm横が50cm前後となっています。

大判に比べ縦横共に短くなっているので、すっきりまとめたいときには便利です。また、ボリュームも比較的少ないので、トップスの中に収めたい、という場合にもミドルサイズは使いやすくなっています。


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オススメの季節は秋冬春です。





ハーフサイズ

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長方形ストールの中では最も小さなタイプ。縦が170cm横が35cm前後となっています。

ハーフサイズはかなりコンパクトにシャープにまとまるので、首元のちょっとしたアクセントにするには最適です。

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また、季節を問わず、一年中使いやすくなっています。ただし、ボリュームがないので防寒には向いていません。


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また、背が低いから大判ストールはちょっと苦手・・・
という方にも使いやすいサイズ感です。





ショールサイズ

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最も大きなサイズ。縦は200cm以上、横も100cm以上のものが多く、かなり長くて大きなサイズになります。

ゆるっと巻くだけで立体感を出すことができ、ボリュームも十分。保温性も高くなるので、秋冬にはかなり重宝します。


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また、背が高い方や、ストールでアクセント効果を高くしたい、という場合には特にオススメです。


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正方形サイズ


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その名の通り、正方形サイズです。サイズ感は色々とありますが、スタンダードなのは縦横70cmのもの。

折りたたんで使えば、かなり小さくコンパクトにまとまります。


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シャツの襟元に沿わせたり、トップスに収めたり。首元のアクセントとして使いたい場合にお勧めです。


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季節を問わず一年中使うことができますが防寒性は低くなっています。






メンズストール色柄の選び方:5つの基本原則


ストール素材を選ぶことができれば、最後は色柄を選ぶのみ、となります。

色柄に関しても様々な選び方がありますが、正直な話、ここはあなたの好みで選んでいただくのが一番です。
(その理由はこの後説明しています)


ここでは基本的なセオリーついて解説していきます。



ストールの役割はアクセント


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まず、ファッションにおけるストールの主な役割はコーディネートのアクセントです。


そして、アクセントカラーというものはファッション全体の比率としては約10%程度になります。なので、多少派手な色柄を選んでも、派手すぎる!ということはほとんどありません。むしろ、単品で見るとちょっと派手かな・・・というくらいの方が巻いてみるとちょうど良いアクセントになる場合がとても多いです。

なので、デザイン性が高いものや多色使い、原色使いのものでもまずは積極的に候補に入れてみるのもよいアイディアです。

鮮やかなレッドやブルー、シルバーやゴールドなどの色は男性にも使いやすく、ストールのアクセント効果を高めてくれます。





もちろん、なじませるのもOK


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ストールの主な役割がアクセントであることは先ほどお伝えした通りですが、常にアクセント効果だけを狙う必要はありません。

むしろ全体の統一感を出して、同じ色使いや同じトーンでまとめるのも上手なストールの合わせ方です。

特に男性は品の良い落ち着いた印象を出したい、という方も多いですよね。そんな時にはストールもトップスやボトムスに合わせて、落ち着いた色柄を選んであげると、馴染みやすくなります。

こういったと時に選ぶストールはブラック、グレイ、シルバーグレイ、ネイビー、ブラウン、ワインレッドなどをベースにした色柄がおすすめです。





取り入れる色は3色前後に


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ファッションコーディネートの基本に「身につける色を3色前後にする」というセオリーがあります。

ベースカラー70%、アソートカラー20%、アクセントカラー10%の比率を守ると統一感のあるスタイリングができるようになります。


ベースカラーはトップス(上着)、アソートカラーはボトムス(ズボン)、アクセントカラーをストールで考えると、イメージしやすいと思います。


ストールを選ぶ前に、あなたの合わせたい洋服の色を考えるとストールの色柄も選びやすくなります。



洋服をシンプルにする


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ストールの役割を考え、色の比率を考えることも大切ですが、一番効果があって、一番簡単なのが「合わせる洋服をシンプルにする」という方法です。


ストールを使いづらくしている大きな要素の一つとして、ファッション全体がごちゃごちゃし過ぎている、という場合がとても多く見受けられます。


デザイン性の高いトップスにカラフルなパンツ、様々な装飾がついたバッグや帽子、アクセサリー。そういった複雑なデザインや色がすでにあるところに、さらにストールを合わせようとするのはとても難しくなります。


一方で、シンプルな装いにストールを合わせるのはとても簡単です。
合わせるのが簡単になるということは、それを選ぶのも簡単になるんですね。



一番分かりやすいのはセットアップのスーツ。


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統一感のあるスーツにストールを一巻きするのであれば、それほど色柄に悩むこともないはずです。
(極論を言えば、こういう時にはあなたの好みの色柄で大丈夫です)


スーツまでとはいかなくても、ジャケットやシャツ、コートやブルゾン、カーディガン、パーカーなど、上着をシンプルにするだけでも効果は抜群です。


洋服をシンプルにすればするほど、ストールは選ぶのも合わせるのも簡単になります。



一つに絞る


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最後の原則は合わせようとする洋服を一つのパターンに絞るということ。

僕らも日々たくさんの男性のお客さんと接する機会があります。そして、多くの方が「どんな洋服にも合うストールが欲しいんですが・・・」ということをおっしゃいます。

ですが、正直な話、全ての洋服に完璧に合うストールはありません。


もちろん、たくさんの洋服に合わせやすい色柄があるのは事実ですが、それは自分の好みを選んだ結果、たまたまそうなったということがほとんどなんですね。なので初めからそれを狙うのはあまりお勧めしていません。


なぜかというと、合わせる洋服の候補を広げれば広げるほど、今選ぼうとしているストールを選ぶのが難しくなるからです。

合わせる服の候補を広げることで、具体性がなくなり、不明確なイメージの中で選ぶことになります。そういった状況で選ぶと、せっかく選んだのに、結局どれにも合わない・・・ということにもなりかねません。


逆に合わせる洋服を絞れば絞るほど、合わせる洋服が具体的に明確になるので、その洋服にぴったり合う一枚を選ぶことができます。


さらに副次効果として、そうやってその選んだ一枚は他の洋服に合うことも多いです。


これはあなたのクローゼットの中を見てもらえれば分かると思いますが、なんだかんだ言って、似たようなデザイン、似たような色の洋服が多くなっていませんか?
(おそらく、似たような色柄の洋服を持っている人は多いはずです)

なので、絞っても合わせられる服が減るわけではなく、むしろ増えることも多いのです。


一つに絞るというのは、初めのうちは抵抗があるかもしれませんが、ぜひ取り入れていただきたい考え方の一つです。


より詳しい色柄の選び方についてはあなたにぴったりのストールを選ぶ方法:色柄編も参考にしてみてください。



メンズストール選びのまとめ



ここまで、化学繊維と天然繊維の違い、素材別の特徴や利点、素材の選び方、色柄の選び方、とたくさんの内容をお話ししてきました。


今までの内容をまとめると、、、

メンズストールは肌にも体にも優しい天然繊維100%を選ぶ(推奨)



天然繊維ストールの選び方は3ステップで考える


1素材の特徴を知る→2素材を選ぶ→3色柄を選ぶ

天然繊維ストールの特徴


シルク:品の良い光沢感としっとりとした肌触り。通年素材でキレイめな装いと相性抜群。ドライクリーニング。

ウール:保温性が最も高い。カジュアルな普段遣いに最適。ドライクリーニング。

カシミヤ:ウールと同様、保温性が最も高い素材。ぬめり感のある風合いでほのかに光沢感もある。装いを選ばずに合わせられる。ドライクリーニング。

リネン:シャリ感と量感がある。カジュアルなファッションと相性抜群。洗濯ができる。

コットン:肌当たりが優しく、柔らかい着け心地。普段遣いに最適。洗濯ができる。


天然繊維ストール選び3つの方法


・季節で選ぶ
・ファッションスタイルで選ぶ
・ストールサイズで選ぶ

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色柄選びの時に抑えておきたい5つの原則


・ストールの役割はアクセント
・馴染ませるのもOK
・取り入れる色は3色前後にする
・洋服をシンプルに
・合わせる洋服を一つに絞る


ここまで目を通していただきありがとうございます。


もしかしたら、情報量が多くて消化しきれない・・・
という方もいらっしゃるかもしれません。


ですが、正しい知識を持って選んだ一枚は、この先何年もあなたのファッションのパートナーとして活躍してくれるはずです。
逆に適当に選んだストールは一度も使わずにクローゼットの中に眠ってしまう、ということも・・・



ぜひ、この記事を何度も読み返していただき、あなたにピッタリのストール選びの参考にしていただければ嬉しく思います。


ストール専門店Natural Loungeでは他にはないデザインのメンズストールをたくさん取り揃えています。
もちろん、すべて肌にも体にも優しい高品質の天然繊維100%ストールです。


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